アプリケーション配布機能を持ったソフトウェア以外からPassageを展開する方法はありますか?

掲載日: 2017年07月25日 17時30分

対象バージョン

v.2.3.0

詳細

Active Directory環境では、ドメイングループポリシーにてスタートアップスクリプト/シャットダウンスクリプトが使用できます。
本FAQでは、スタートアップスクリプト/シャットダウンスクリプトを使用することで、PassageをクライアントPCへ展開する方法について記載します。

目次

項番 説明
1).展開ツールのダウンロード 展開ツールのダウンロード手順を記載しています。
2).PSExecのダウンロード 展開ツールに含めるPSExecのダウンロード手順を記載しています。
3).インストーラーのダウンロード 展開ツールに含めるPassageインストーラーのダウンロード手順を記載しています。
4).応答ファイルの作成 展開ツールに含める応答ファイルを作成する手順を記載しています。
5).設定ファイル/ポリシーファイルの取得 展開ツールに含める設定ファイル/ポリシーファイルを取得する手順を記載しています。
6).展開用スクリプトの編集 展開用スクリプトを編集する手順を記載しています。
7).セキュリティグループの作成 Passageの自動インストールを行うためのセキュリティグループを作成する手順を記載しています。
8).ドメイングループポリシーの作成 展開用スクリプトを実行するためのドメイングループポリシーを作成する手順を記載しています。
9).展開ツールの動作確認 展開ツールの動作を確認します。

1).展開ツールのダウンロード

下記リンクから展開ツールをダウンロードします。
本ツールは解凍後、Passageをインストールするドメインコンピューターが参照可能なファイルサーバー上の共有フォルダーへ保存してください。
※ダウンロード後、圧縮ファイルを右クリックしプロパティ画面から「ブロック解除」を実施ください。

Passage_v.2.3.0_StartupInstallTools

2).PSExecのダウンロード

Microsoft社の下記サイトへアクセスし、PSExecをダウンロードします。
※URLをクリック→PSTool のダウンロード
※ダウンロード後、圧縮ファイルを右クリックしプロパティ画面から「ブロック解除」を実施ください。

PsExec - TechNet - Microsoft

本ツールを解凍後、PSToolsフォルダに含まれる「PSExec.exe」のみを展開ツールの以下ディレクトリパスへコピーします。

保存先パス 説明
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x64_win7\PsExec.exe 「x64_win7」フォルダーは、Windows 7/8.1 64bit版へのインストールに必要なファイルセットを保存しています。
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x64_win10\PsExec.exe 「x64_win10」フォルダーは、Windows 10 64bit版へのインストールに必要なファイルセットを保存しています。
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x86_win7\PsExec.exe 「x86_win7」フォルダーは、Windows 7/8.1 32bit版へのインストールに必要なファイルセットを保存しています。
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x86_win10\PsExec.exe 「x86_win10」フォルダーは、Windows 10 32bit版へのインストールに必要なファイルセットを保存しています。

3).インストーラーのダウンロード

PassageインストールメディアページからPassageのインストーラーをダウンロードします。
※ダウンロードにはユーザー名、パスワードが必要です。
※ダウンロード後、圧縮ファイルを右クリックしプロパティ画面から「ブロック解除」を実施ください。

インストールメディア

ダウンロードしたインストーラーは展開ツールの下記保存先パスへコピーします。

保存先パス
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x64_win7\setup_x64_win7_8.exe
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x64_win10\setup_x64_win10.exe
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x86_win7\setup_win7_8.exe
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x86_win10\setup_win10.exe

4).応答ファイルの作成

Passageの自動インストールには、専用の応答ファイル(*.issファイル)を作成する必要があります。
このファイルは、Passageのインストール時のパラメーターを記録しています。
Passageのインストーラーを使用して応答ファイルを作成する手順について記述します。
※本手順ではPassageのインストーラーが「C:\tmp」フォルダーに保存されていることを前提に記載しております。

①クライアントPCにインストールユーザーでログオンします。

②コマンドプロンプトを[管理者として実行]で起動します。

③下記のコマンドラインを実行して、Passageのインストーラーが保存されたフォルダーに移動します。

 cd /d C:\tmp

④下記のコマンドラインを実行して、Passageのインストールを行います。
 コマンドラインを実行するとPassageのインストール画面が表示されるため、ご利用する環境の設定にあわせてインストールします。

応答ファイル作成のコマンドライン
コマンドライン例 Passageインストーラーのパス –R -f1"応答ファイルの作成先パス"
Windows 7 / 8 / 8.1 x64 setup_x64_win7_8.exe –R –f1"setup_x64_win7_8_ in.iss"
Windows 10 x64 setup_x64_win10.exe –R –f1"setup_x64_win10_ in.iss"
Windows 7 / 8 / 8.1 x86 setup_win7_8.exe –R –f1"setup_win7_8_in.iss"
Windows 10 x86 setup_win10.exe –R –f1"setup_win10_ in.iss"

 ※Passageインストーラーは、Windows OSのバージョンとビット数にあわせます。
 ※応答ファイルの作成先パスは、Passageインストーラーと同じパスを指定します。
 ※応答ファイルの作成先パスは、絶対パスで指定します。
 ※応答ファイルの作成先パスを指定しない場合、「C:\Windows」直下に作成されます。
 ※応答ファイルは、x86/x64でそれぞれ1つずつ作成することで使い回すことが可能です。Windows OS毎に応答ファイルを作成する必要はございません。

⑤Passageのインストールが完了すると応答ファイル(*.issファイル)が作成されます。
 応答ファイルは展開ツールの下記保存先パスへコピーします。

保存先パス
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x64_win7\setup_x64_win7_8_ in.iss
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x64_win10\setup_x64_win10_ in.iss
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x86_win7\setup_win7_8_in.iss
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x86_win10\setup_win10_ in.iss

 5).設定ファイル/ポリシーファイルの取得

手順4で作成した応答ファイルには、Passageのインストール時に指定したパラメータが含まれています。
それ以外のパラメータを変更してクライアントPCへ展開するには設定ファイル/ポリシーファイルを編集し、展開ツールに含める必要があります。
デフォルト設定で展開する場合は、次の手順に進んでください。
設定ファイル/ポリシーファイルを編集する場合は、設定ファイル編集マニュアル、ポリシーファイル編集マニュアルをご参照ください。
※本手順では前項の応答ファイルを作成するためにPassageをインストールしたクライアントPCからファイルを取得します。

設定ファイル保存先パス  説明
%PSGROOT%Config\psgconfig.xml Passageの設定情報が記載された設定ファイルです。
%PSGROOT%Config\psgpolicy.xml Passageクライアントに適用されるローカルグループポリシーの設定が記述された設定ファイルです

編集した設定ファイル/ポリシーファイルは展開ツールの下記保存先パスへコピーします。

保存先パス
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x64_win7\psgconfig.xml
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x64_win7\psgpolicy.xml
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x64_win10\psgconfig.xml
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x64_win10\psgpolicy.xml
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x86_win7\psgconfig.xml
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x86_win7\psgpolicy.xml
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x86_win10\psgconfig.xml
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\x86_win10\psgpolicy.xml

6).展開用スクリプトの編集

展開用スクリプト(PassageInstall.bat)は、クライアントPCでPassageのインストール処理を行うためのスクリプトです。
展開用スクリプトは、展開ツールの以下パスに保存されています。

展開用スクリプト保存先パス  説明
Passage_v.X.X.X_StartupInstallTools\PassageInstall.bat クライアントPCでPassageのインストール処理を行うためのスクリプトです

展開用スクリプト「PassageInstall.bat」を右クリックして編集で開き、10行目のパラメータを編集します。
10行目のパラメータには、展開ツールを保存したファイルサーバー上の共有フォルダーを指定します。
※本手順ではファイルサーバーを「FILESRV」、共有フォルダー名を「ShareFolders」とした場合の一例を記載しています。

行数 コマンドライン
コマンドライン例 set COPYFR=\\[ファイルサーバー名]\[共有フォルダー名]\Passage_StartupInstallTools
10行目 set COPYFR=\\FILESRV\ShareFolders\Passage_StartupInstallTools

7).セキュリティグループの作成

展開用スクリプトは、ドメイングループポリシーからスタートアップスクリプト/シャットダウンスクリプトで実行します。
展開先クライアントを限定させるためにセキュリティグループを作成します。

①Active Directoryサーバに管理者としてログオンします

②サーバーマネージャーを起動し[Active Directory ユーザーとコンピューター]を起動します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③メニューバーから[操作]-[新規作成]-[グループ]を選択します。

 

 

 

 

 

 

 

 

④グループ名に「PassageInstall」と入力し、その他の設定はデフォルトのまま[OK]ボタンをクリックします。
 グループが作成されたら[Active Directory ユーザーとコンピューター]を×ボタンで終了します。

 

8).ドメイングループポリシーの作成

展開用スクリプトを実行するためにドメイングループポリシーを登録します。
本手順では、シャットダウンスクリプトとして展開用スクリプトを実行することを想定して記載します。

【グループポリシーの設定】
①ADサーバーに管理者としてログオンします

②サーバーマネージャーを起動し[グループポリシーの管理]を起動します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③グループポリシーの管理からグループポリシーオブジェクトを右クリックし「新規」を選択します。
 新しいGPOのダイアログボックスが表示されたら名前に「PassageInstall」と入力し「OK」を選択します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④グループポリシーオブジェクト配下にGPOが作成されます。
 作成されたGPOを右クリックし「編集」を選択します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤[コンピューターの構成]-[ポリシー]-[Windows の設定]-[スクリプト(スタートアップ/シャットダウン)]を選択します。
 右のウィンドウから[シャットダウン]をダブルクリックします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑥プロパティ画面から「ファイルの表示」ボタンをクリックします
 [Shutdown]フォルダが開いたら、手順6で編集した展開用スクリプト(PassageInstall.bat)をコピーし、エクスプローラーを閉じます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑨プロパティ画面から[追加]→[参照]を選択します。
 参照画面にて手順⑥でコピーした「PassageInstall.bat」を選択し[開く]→[OK]→[OK]でシャットダウンのプロパティ画面を閉じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【委任の設定】
①グループポリシーの管理画面から[委任]タブを選択し[追加]ボタンをクリックします。

 

 

 

 

 

 

 

 

②テキストボックスに「Domain Computers」と入力し「OK」ボタンをクリックします。

 

 

 

 

 

 

③アクセス許可を「読み取り」にし「OK」ボタンをクリックします。

 

 

 

 

 

 

④[委任]タブの一覧に「Domain Computers」が表示され、与えられているアクセス許可が「読み取り」であれば委任の設定は完了です。

 

 

 

 

 

 

 

 

【セキュリティフィルター処理の設定】

①[スコープ]タブからセキュリティフィルター処理の設定を変更します。
 デフォルトで登録されている「Authenticated Users」を選択し「削除」ボタンをクリックします。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

②[OK]→[OK]を選択して画面を閉じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③セキュリティフィルター処理の一覧に何も表示されていないことを確認し[追加]ボタンをクリックします。

 

 

 

 

 

 

 

 

④テキストボックスに「PassageInstall」を入力し「OK」ボタンをクリックします。

 

 

 

 

 

 

⑤一覧の追加された「PassageInstall」グループを選択し、「プロパティ」ボタンをクリックします。

 

 

 

 

 

 

 

 

⑥[追加]ボタンをクリックし、Passageの展開を行うドメインコンピューターを追加し[OK]ボタンで閉じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑦グループポリシーの管理を再度起動し、GPO「PassageInstall」を選択します。
 GPOの設定が「PassageInstall.bat」を実行するようになっていることを確認し、ドメイングループポリシーの設定は完了です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9).展開ツールの動作確認

ドメイン参加PCを再起動/再ログオンすることでドメイングループポリシーが適用されます。
ドメイングループポリシーが適用されてから、PCを再起動/シャットダウンするタイミングでPassageのインストールを実施します。
Passageのインストールは、以下の順序で行われるため少々時間が掛かります。

①ファイルサーバーからサイレントインストール用のファイルセットのダウンロード

②.NETFrameworkのインストール

③Visual C++ランタイムのインストール

④Flex Work Place Passageのインストール

スタートアップスクリプトとして実行する場合、環境によってはインストール中に何度か再起動が掛かる場合があります。
その場合は再起動後にPassageのインストールが再開します。

展開後、Passageのインストールが完了しているかどうかはドメイン一般ユーザーでログオンしてご確認ください。
展開に際してご不明な点等ございましたらサポートまでお問い合わせください。